Marou, Faiseurs de Chocolat

チョコを巡る冒険

イントロダクションムービー

まじりけのない本物のダークチョコレート

「クオリティの高い特別なものに、なんで混ぜものなんてするんだい?」
マルゥ チョコレートの生みの親、ヴィンセントとサミュエルはそう語ります。
ふたりのフランス人は、ベトナムの良質なカカオの素晴らしさを発見し
魅せられ、この素晴らしさをそのままに伝えたいと心に決めたのです。

だからマルゥは、ひとつの産地のカカオからひとつのチョコを作る
「シングル オリジン」チョコレート。
原材料は彼らが買い付けるカカオ豆と、サトウキビからとれる砂糖だけ。
乳化剤などの添加物はもちろん、バニラすら使わない。
カカオに真っすぐなのです。

マルゥの味わいは濃密なのに素朴。艶やかな舌触り。
そして思いがけないほど爽やかな口どけ。長く続く芳醇な薫り。
あなたがまだ、きっと知らない澄み切ったフレーバー。

純粋なカカオの体験はここにあります。

チョコレート

CHOCOLATE

マルゥはすべてシングル オリジンのチョコレート。
ひとつのチョコレートには、ひとつの産地のカカオしか使わないから、産地特有の風味を楽しめます。
ストーリー

STORY

  • マルゥの2人

    日系フランス人のサミュエル(Samuel Maruta)は銀行員。同じくフランス出身のヴィンセント(Vinent Mourou)はアメリカ・サンフランシスコの大手広告代理店のクリエーターとして働いていました。しかし、仕事に嫌気がさしたヴィンセントは退職し、世界中を旅することにしました。そしてたまたま訪れたサイゴン。物語はここからはじまります。

  • ジャングルでの出会い

    フランスの元軍人で、格闘技インストラクターでもあるデイビット・ミネッティと2度目のジャングル・トレッキングに行った時の事。現地人ガイド達とともに炎を囲んでいた。素晴らしい人達だった。一緒に飲んだ地酒のライスワインは、言葉の壁を魔法のように消してしまう。ヴィンセントに始めてあったのはこの時だった。

    ※デイビッドは総合格闘家としても有名。あの山本KID選手のスパーリングパートナーとして度々来日していました。

  • はじめてカカオ農園を訪れた日

    友人に勧められてヴィンセントと一緒に初めてカカオ農園に行った。バリア省、乾燥棚の並べられた道をバイクで走る。ドゥックさんの農園に着くと家族全員で出迎えてくれた。テト(旧正月)直前だったこともあり、みんなすっかりお休み気分。とってもリラックスした雰囲気だった。

    ドゥックさん自らの案内で農園を見てまわる。アボカドやカシューナッツの樹々、その木陰で成長するトリニタリオ・カカオの木、発酵や乾燥のプロセス。全てが僕らをワクワクさせるものだった。

    美しい農場で本当に親切で素晴らしい人々に出会えた一日の終わり、ドゥックさんの農場をバイクで後にする頃には、すでに僕らの心の中には強い決心と確認があった。「サイゴンで最高のチョコレートをつくろう」

  • カカオ探しの探検

    中央高原地帯を巡る4日間の旅。カッティエン自然公園のジャングルを抜け、クロコダイル・レイクで宿泊。さらに前進してバイクなども使いながらいくつかの農園を回る。

    この旅では各農園のカカオを断面検査にかけ、基準を満たしたカカオがあればそれを買い付けて、マルゥのチョコレートになる。マルゥ流、本物のアドベンチャー・スピリッツの旅だ。

  • 高原のカカオ

    この旅は、昔からコーヒー栽培で有名なベトナム中南部の高原地帯で、カカオも栽培されていると聞いたのがきっかけだった。

    マグダイやカッティエンだけでなく、色々な場所を巡ったが、この旅のほとんどをガイドしてくれたのがホアさんだった。彼は情報を集め、農場を調査し、ジャングルの中でも素晴らしい案内役を果たしてくれた。

    カカオのパルプ(実の白い部分)がこんなに美味しいなんて、この旅の中で初めて知った。

  • レイダース・失われたカカオ-1

    薄暗い夜明け、閉まったままのスーパーマーケットの前に僕らは集まった。睡眠不足の影響か、家具デザイナーのジョンは遅刻している。もうすぐ道はバイクの群れであふれ返る。その中を僕らは車で北へ。熱く、散らかった大都市サイゴンを後にし北へ進む。工業団地群の街ビエンホアの横を流れるドンナイ河を越える。100km程先でもこの曲がりくねった大河を越えるが、その時まわりにあるのは工場群ではなく、鬱蒼と生い茂る木々。カッティエン自然公園だ。

    朝食を食べてから公園にチェックイン。ピックアップトラックに乗り10kmにおよぶジャングル・トレッキングのスタート地点へ。人の入った気配のほとんどない、細い獣道をガイドのホアさんに付いていく。目指すはクロコダイル・レイク。この辺りは僕も数回目、当然ホアさんはもっと訪れている。でも覚えるには広大すぎるのでコンパスは欠かせない。

    シャツを脱ぐとたっぷりと血を吸って太ったヒルが張り付いてる事なんてしょっちゅう。飲み水もそこを尽き始めた。ジャングルでは計画通りになんて進まない。「トレッキング」なんて言ってたけど、どう見てもちょっとした「冒険」になってしまった。

  • レイダース・失われたカカオ-2

    やっとの思いでクロコダイル・レイクに着いた時には、もう辺りは薄暗くなっていた。ディナーは湖畔のロッジでスパイシー・チキンと焼き魚とライス。持ってきていた僕らの試作チョコレートと赤ワインも楽しんだ。こんな環境でワインとチョコレートを味わうなんて、希少な経験だ。

    夜明け前に起きて、霧に包まれた湖にカヌーで漕ぎ出す。珍しい野鳥の他、野生のワニにも出会った。この静けさ、エンジンや騒音から何キロも離れたこの状況がどれだけ特別なものかを思い出させてくれる。

  • レイダース・失われたカカオ-3

    ジャングルを抜けて道に出た後、マダグイ地区近くのバオさんの農場に到着。

  • レイダース・失われたカカオ-4

    小さな池や塗り壁の家々。絵に描いたような美しいベトナムの農場独特の景色は、一緒に居た全員を感動させた。ここでやっとカカオの木を見る事が出来た。

  • ティエンジャンのグリーン・カカオ-1

    スイスの援助機関であるヘルベタスから招待状が届いた。ティエンジャン省のカカオ農園組合がUTZの認証(オーガニック認証)を受ける事になり、その授与式である。チョガオ地区や西ゴーコン地区ではオーガニックカカオへの取り組みがあると聞いてずっと興味を持っていた。これは僕らにとって新たな農園を探すまたとない機会だった。
    セレモニーに出席した農園主の多くは60〜70歳くらい。とてもフレンドリーで長寿の秘訣である(?)地酒を喜んで振舞ってくれた。このティエンジャンの地酒は信じられないくらいスムースで、一杯、また一杯と進むうちに組合員の人達とも打ち解け、彼らの農場を訪れる機会をすぐに作ることが出来た。

  • ティエンジャンのグリーン・カカオ-2

    農園に向かう中、僕らはスコールでずぶぬれになっていた。いつもの事だ。
    でも、このメコンデルタの静かで美しい景色をみていると、夢を追いかけて冒険をする自分たちがどれだけ幸運なのか、そう思わせてくれる。

    我々は車で、ニムさん場自分のバイクで、迷路のような細いあぜ道を辿り、小さな運河や水路を渡りながら、ニムさんの案内で農園に向かった。
    スコールの影響か、あちこちで道に深いぬかるみが出来ている。小さな道でオート3輪(ランブロ550)が深みに嵌って動けなくなっているのを見つけ、3人で手を貸して押し出した。
    農園に近づくに従って道はさらに狭くなり、車では進めなくなってしまった。やむなく車を降りて徒歩でニムさんのバイクを追いかける。

  • ティエンジャンのグリーン・カカオ-3

    長い間いくつものココナツ園と田んぼの中を抜け、ついに、カカオ農園に囲まれた彼の家にやっとたどり着いた。
    日中の熱い日差しと蒸し風呂のような湿った空気の中、聴こえてくるのは巣を冷やす為に羽根を羽ばたかせるミツバチ達の出す音だけ。

    こうしてやっとの思いで手に入れたサンプルこそがニムさんの自慢のカカオ。農薬も化学肥料も使わない環境で育てた最高品質のカカオだった。

  • マルゥ・モービル(カカオ専用)-1

    僕らがこの仕事を始めることを決めた時、どんな車が必要かはもうわかっていた。軽くて丈夫、信頼性が高く燃費も良くなくちゃいけない。もちろん安くて、ベトナム、フランス…とにかく「車よりカカオ」をたくさん運びたい。

    完璧!!この車以外にあり得ない!この車、シトロエン・ダラットは燃料を満タンにしてもたった570kgしかない。その上、麻袋10個分ものカカオが運べるのだ。

    ※袋は一つ60kg

  • マルゥ・モービル(カカオ専用)-2

    ちなみに雨が降るとこうなる。
    僕「クソッ!窓締め忘れた!!」
    ヴィンセント「あの車窓無いよ...」

  • カカオの苗床

    「私の夫なら英語が話せるわ」彼女は優しく言った。数分後、カカオとカカオ苗を育てるこの農園の小柄な64歳のオーナー、ドゥックさんが入ってきた。

    その数週間前のこと。僕らはリィウ夫人の選んだ素晴らしい品質のカカオ豆のサンプルを受け取り、ぜひその農園に行ってみたいと思い、ここを訪れたのだ。

    子供を持たないドゥックさんとリェウさん夫婦は二人だけで暮らしている。静かで安らかな今の暮らしでも、その顔つきと表情からは彼らの経験してきた人生の試練が見て取れた。どこでそんなに流暢な英語を身につけたのかと聞くと彼は答えた。「昔、米軍の通訳をしていたんだ」 お別れの時、ドゥックさんが僕らにお土産をくれた。4種類の異なるハイブリッドのトリニタリオ種カカオの苗木だった。僕らはサイゴンに作つくったばかりの工場にその苗を植えることにした。

  • 今、これからのマルゥ

    現在、マルゥはヨーロッパ、アメリカを中心に販売が開始されています。フランスの展覧会では賞を受賞し、世界のチョコレート界の台風の目と言っても過言ではありません。フォーブスのようなビジネス誌だけではなく、ヴォーグなどのファッション誌でも取り上げられており、世界中で注目が集まっています。
    二人の冒険と活躍はこれからも続きます。次の舞台は日本です。

ジャーニー

JOURNEY

 
地図上のカカオ産地をクリック!ベトナム各地の農園をチョコっとご紹介します。Enjoy the trip!
ヴィンセントとサミュエルが出会った街。ここから全てがはじまりました。現在の正式名称はホーチミン市ですが、地元愛あふれる根っからのサイゴンっ子は改名前の「サイゴン」を好んでよく使います。マルゥの工場もここサイゴンの郊外にあります。アジア的なエネルギッシュさと、フランス的なクールさが混在する、濃密な魅力あふれる街なのです。
サイゴンから北東に車で約4時間。ドンナイ省の外れ、野生動物が住む鬱蒼としたジャングルのすぐそばにカカオ農園があります。マルゥが作るドンナイのチョコレートは、Bean to Barのさらに上をいく”Pod to Bar”。カカオ豆を買い付けるのではなく、ポッド(殻)の状態から生産に関わり、マルゥ自前の施設で発酵・乾燥のプロセスまで管理しています。
カカオの木は直射日光の下では上手く育ちません。適度に日差しを遮るための背の高い木が必要なのです。メコンデルタに位置するベントレには椰子の木がたくさん。ベンチェのカカオは、この椰子の木の下ですくすくと育っています。ちなみに、ベンチェ省の最も有名な特産品はヤシの実を使った製品。甘く濃厚な味のキャンディは全国的にも有名なんですよ。
非常に涼しい気候のラムドン省。フランス植民地時代に避暑地として人気だった都市ダラットもここにあります。カカオは中央高原の麓、自然保護区として有名なカティエン保護区のすぐ隣で栽培されています。
サイゴンから車で東に2時間、東シナ海に面した省。マルゥはここで素晴らしいカカオを作る家族経営の農園と出会いました。品質への誇りと次世代に対する強い責任感を持ち、自然への配慮を欠かさない農園。ここで穫れるトリニタリオ種のカカオは果実の風味が強く、鮮やかな味わいです。
ティエンジャン省は、栄養分豊かなメコンデルタの水を運ぶ水路が、まるで毛細血管の様に大地の隅々までのびる広大な平野です。豊かな水を利用した水田耕作でも有名なチョガオ地区には、カカオ農園の組合が有ります。共同で品質の管理と向上に取り組むことで、素晴らしい品質のカカオを安定して作り出すことができるのです。
ダクラック省は、ベトナム中部高原に位置し、省都のバンメトートを中心に、コーヒーの栽培が盛んな土地です。
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